クリアしましたで~すよっ。
真EDまで見ましたが、ロトシリーズやった方にはこみ上げるもののある終わり方なんじゃないですかね。
ロトシリーズやってない私でも、おー!てテンション上がったわ。
というわけで、クリアしたしいろいろと感想をまとめたいと思います。いろいろあるからたまには整理して書いてみる。
ネタバレ遠慮しません。吐き出したい。長くなります。
ネタバレっていえば、後からイベント見返してて、悪魔の子じゃないって言ってくれたのはベロニカさんじゃなくてセーニャさんだったのに気づきました。盛大なる勘違いしてごめんねセーニャ。セーニャも好きですよ。
1 バトルの難易度やさしめだった今作
前回の記事でも書いたのだけど、今回はとにかくバトルの難易度が過去作に比べると低かったような。
レベルはサクサク上がるし、PS4版はターン制だけど行動決定はその都度(FFのATBが完全ターン制になった感じ)なので、回復のタイミングとかはかりやすくてありがたかった。
しかも、呪文や特技の出し惜しみ不要が効きました。
中盤あたりまでは、レベルアップ時のHPMP全回復のおかげで困らない。終盤入って強力なの連発するとさすがに足りないけど、逆に言えばそれまではほんとMP節約要らず。AIにMPつかうな設定しないなんて初めて。
HP回復も呪文で賄えるので、やくそうのお世話になることもほぼなし。やくそう買わなかったの初めて。
あと、基本的にキャラ性能が良いおかげもあったのかなと思う。
みんな攻撃時の火力が高い上、補助役の通常セーニャでさえバギクロス時点で火力そこそこ。ていうか今まで、バギ系ってそんなに威力高いイメージなかった。ごめんねバギ系、甘く見てました。バギムーチョはまだ覚えてないからお目にかかってないけど、どんだけ威力高いんでしょ。
むしろ、バランス型の主人公が一番火力的に地味な気がする。それでもデイン系が今回強い(これも勇者固有のわりに、今まであんまり強いと思ったことなかった)んで、そんなことないはずなんだけど。他がぶっ壊れすぎなのかも。……もちろんそんなバランスも好きですよ?
スタメンは主人公、カミュ、ベロニカ、セーニャでほぼ固定してた。ベロニカ離脱時は代わりにロウ入れて、あとはときどきカミュとマルティナが入れ替わる感じ。おかげで離散後ほんとしんどかったです……
なお、前回ラスボス(ウルノーガ)で初全滅喫したとか言っておりましたが。
その後帰ってきたベロニカさんにほくほくしながら冒険満喫し、装備がっつり整えて、レベルもそこそこに上げた結果、裏ラスボスのセルもどきさんは8ターンKOと相成りました。
クリアレベルは一番高い主人公で72。低いのがセーニャの67。
邪神の子だのみぎうでだのひだりうでだのいたけど、主人公の覇王斬とベロニカのやまびこイオグランデで一掃できるので気にしない。
みぎうでだけはダメージの通り悪くて倒し切れなかったけど、とりあえず本体倒せばいいでしょ的にカミュ(はやぶさの剣・改二刀+分身+バイキルト+ゾーン)に本体集中攻撃していただいた。
トドメはベロニカのやまびこイオグランデの2発目でした。さすがベロニカさん!
2 レベルも大事だけど装備が大事
どんなゲームでもここまで楽チンに裏ボス倒したことないわ、ってくらい楽に、8ターンKOなんてことになったのは、たぶん装備のおかげ。
ラストバトルのメンバーはやっぱり主人公とカミュ、ベロニカ、セーニャの初期4人。馴染んだメンバーがやっぱ使いやすかったです。
全員防具は固有最強、アクセはスーパーリング×2、武器は主人公が勇者のつるぎ・改でカミュがはやぶさの剣・改の二刀、ベロニカはとこしえの杖、セーニャはときのおうしゃく。全アイテム、+3に強化済み。
中でもスーパーリング+3がチートすぎて笑いが止まりません。即死・呪い・魅了以外50%カット、2個装備で100%って。おかげで、私は裏ボスのあんこくのきりをまきあげる攻撃がどういう効果をもたらすのか知りません。状態異常系なのはわかるけど、なんせカットされちゃって効果発揮されないから……
回復役が行動不能系食らうと、一発で崩される。でもそれさえなければ、あとは敵の攻撃で一発KOされない程度の耐久あればぜんぜんOK。
終盤でないと作れないとはいえ、スーパーリング様々でした。
まあこれな極端な例としても、序盤や中盤にしたって装備さえきちんと整ってれば(+3の強化効果は後半に行った方が恩恵デカいけど)かなり楽に進める。
金策に苦しむことの多いドラクエだけど、今回はその装備を自力で賄えるあたりもありがたかったなー。
3 キャラクターの話
ドラクエってキャラがいいよねーとわりと毎度思うんですけど。
……お前5と6と8と9しかやってねーじゃねーか(しかも5と6はED見てねーだろー)というツッコミはこの際横に置いといて。感想。
最初は主人公があんまり好きじゃなかったんですよね、実は。
6とか8はキャラデザ含め主人公大好きだったけど、今回の子はあんまり……デザイン好みじゃなくて……(ごめんなさい)
さすがに120時間お付き合いしたら愛着沸いて、ちゃんと好きになりましたよ。……ただいまだに勇者のころもはあんまり似合ってないと思ってる。つうか淡い色似合わないよね、この子。
あとカミュ。この子もプレイ前にデザイン見た段階では好きじゃなかった。
これはもうカミュのキャラがどうとかじゃなく、6の主人公そっくりなのに、まったくの別人(しかも盗賊)ってのがなんとも違和感だったから。ただ、最初のフードかぶってるのとかかっこいいなーと思いつつ、出会って間もないのに主人公に手を差し伸べてくれたとか、面倒見のいい優しいキャラだとかであっさり覆されました。今や2番目のお気に入りキャラ。
イメージ覆されたと言えば、シルビアさん。
オカマキャラをこんなに好きになる日が来ようとは。こんなにいい女でありいい男でもあるキャラ、初めて見ましたよ。
初期4人が全員十代で、最年長のカミュでも19歳。そこへ加入する大人キャラ、というのもあるんでしょうけどね。安定感が凄まじいです。つうか、この後加入してくる年長組の中でも、一番全体見てくれてるキャラな気がする。そういうところも好かれる要因かな。
で、PTメンバー以外のキャラもみんなイイ。
個人的にはプチャラオ村の人たち好きです。何あのバイタリティ。ちょっとそのエネルギーこっちにわけてくれませんか。……呪いは嫌だけどね!
あと、ナギムナーのキナイ。お前さんかっこいいよ。そりゃ村の女の子だって落ちるよ。
クレイモランのリーズレットも可愛いし。彼女も面倒見いいキャラですよね~。
4 シナリオの話
こういうRPGがやりたかったんです。マジで。
ここ最近やってるRPGでちょいちょいあるのが、なんか途中で我に帰るっていうパターン。いやなんなんこいつら……ってなっちゃって、感情移入できずにとりあえずEDだけ見る、って感じ。あ、途中経過を楽しんでるアトリエシリーズはまた別枠。
たぶん、過去のゲーム感想記事でも似たようなこと書いたことある気がします。
ご都合はあれども、それを超えて魅せてくる演出や展開、こういうのが見たかった!
鬱展開ばっかりで救いがないとか、カタルシスがないとか、そういうのは個人的には要らんです。
ナナドラあたりは鬱ゲー要素モリモリですけど、しかも救われない展開多いけど、ちゃんとカタルシスあるからね。ドラクエ派生のビルダーズは世界自体暗いしやっぱ鬱なとこもあるけど、そこをひっくり返してくゲームだし、何よりキャラが魅力的でプレイヤーが救われてるからね。
……よくわからん理由でいきなりキャラ離脱させるようなストーリー構成はそもそも論外なので(タイトルはあえて言わない)。
話がずれました。軌道修正。
ドラクエの主人公は基本的に=プレイヤー、なんだけど、ほんとにそんな感じで楽しかったり嬉しかったり悲しかったり。そういう忙しさは嫌いじゃないです。
とりあえず、ロウがエッチな本落としたらキャラと一緒にジト目でロウの足元見るくらいには感情移入してた(それはなんか違う)。
焼け落ちた後のイシの村の演出は、途中からうすうす気づいてたけど、はっきりした瞬間に何とも言えない気持ちになったし。
ベロニカ・セーニャ姉妹と出会った時はほんと救われた。
あと、泣ける演出が多い多い。
上にも書いたイシの村もある意味泣ける(個人的にはテオおじいちゃんと話せてうるっときた)けど、そんなの比にならないレベルで泣ける。
ロミアの真実ルート、ベロニカの最期、マヤの救出、巻き戻った世界でのベロニカとの再会。この4つはほんとに涙腺直撃だったですもん。
……まあだからこそ余計に、巻き戻し後のロミアの生存、あれだけは真実ルート見た身からするとなんとかならなかったんですかという感じだったりするんだけども。
巻き戻し設定あたりにはいろいろ思うところがある……っていうか考えざるを得ないところもあるけど、基本的にはいいシナリオだよね~と思う次第です。
5 今作のヒロイン
そういえば、ドラクエって明確なヒロインがいないパターンが多いです……よ、ね?
いや初代にはローラ姫がいるけど。とりあえずそれは置いといて。
5だと、主人公の嫁。ただ、あくまでその設定が最重要であって……そこに当てはめるキャラはプレイヤーが選べる仕様。しかも後のリメイクで選択肢が増えた。私はビアンカとフローラの二択しかやったことないですけどね。ちなみにビアンカ派。
6は……強いて言うならバーバラ? 立ち位置の特殊性は彼女が一番だけど、プレイ当時、あんまりヒロインだとか感じたことがなかったので、明言するにはちょっと首をひねる。
8は間違いなくミーティア(だと思っている)。戦闘参加しないんで物議醸したことがあるらしいけど。個人的には旅の間もずっと一緒にいたし、場所限定で会話もできるし、何より主人公の目的が彼女とその親にかけられた呪いを解く=彼女を救うこと、なので、異論はないです。ていうか、真EDでお前ら末永く爆発しろとかにやにやしてた身なので。
それを踏まえて、今作のヒロインについての話です。
ていうか、この記事書いた理由の半分以上がこれ語りたかったがためだったり。なのでめちゃくちゃ長いです。
正直、このゲームやってて一番腑に落ちなかった部分。
以下、本当に個人的な感想です。
エマが好きな方、エマとの結婚に違和感のない方は見ない方がいいかと思います。
主人公に近しい女性キャラは4人いますよね。
パーティ参加はしないけど、最初に出てくる幼なじみのエマ。
巫女として献身的に主人公に付き添い、文字通り命がけで彼を守り抜いたベロニカ。
姉同様巫女として献身を尽くし、それだけでなく個人的に好意も抱いているらしいセーニャ。
かつて赤ちゃんだった主人公とともに逃げ、あんなことさえなければ姉兼幼なじみになっていたであろうマルティナ。
この中でヒロインは誰か、と言われると、ものすごく返答に困るんですよね~。
恋愛絡みとか主人公の心情でいくなら、おそらくエマが正しいのかなと思う。16年一緒に過ごした幼なじみだし。
ただ、ストーリー的にはベロニカ・セーニャ姉妹がヒロインポジションにいる気がする。ベロニカは主人公を守って亡くなり、その後時間を巻き戻す選択のきっかけにもなる。セーニャはそのベロニカから能力を受け継いで、姉の分まで主人公を守ると誓う。しかも、巻き戻しの直前、また私を探し出してくださいねなんてセリフまである。
その点、マルティナは若干影が薄いのかな、と思う。姉ポジションということなのか、主人公の隣というより一歩引いたところにいる感じがする。
その上で何が腑に落ちないかと言えば。
主人公の結婚相手がエマで固定だということ、です。
(エマ好きな方、こんな言い方してごめんなさい)
普通に考えれば、何もおかしいことはないのは頭じゃわかってるんですけどね。
16年一緒に過ごし、旅に出た後村が焼き討ちに遭って生死不明になり、時間が経ってからやっと再会できた幼なじみ。
しかも、自分に対する好意ダダもれ。村の人たちの中でも、主人公とエマがいずれ結婚するのがほぼ確定事項になっているレベル。
……普通にいくなら、彼女がヒロインであり、結婚相手でいい。
ただ、それはあくまで『主人公というキャラにとっては』、という話で。
主人公=プレイヤーは必ずしもそうならないと思うわけです。実際、ネット上で感想漁るとエマとの結婚に疑問持ってる方はそれなりにいらっしゃるぽいし。その理由はだいたいこの二つに集約されるかなあと。
①エマ自身の出番が少ない(プレイヤーが彼女を目にする機会が少ない)
②ずっと見ているパーティの女性陣のほうが、プレイヤー的にはなじみがあり、思い入れもある
①のほうは、まあ囚われの身だった上、主人公がそれを知る術もなかったのだから仕方ないと言えば仕方ない。ただ、個性をつけないドラクエ主人公の弊害か、一切故郷の回想がないので余計に出番がなかった。……一回子供のころの夢をみてるんだし、回想入れてもよかったんじゃないかなーと思ったり。旅の途中、ところどころでエマを思い出す描写があるだけでも相当印象違ったと思うんですよね。
②に関してはどうしようもないけど。おまけに、今作の女性陣がNPCも含めてやたらと人気高いようなので、初見で好きになったのでなければ、どうやってもプレイヤーからのエマの印象が不利になりがちなのは理解できる。
今回ヒロインについていろいろ感想漁っているとき、8の時にミーティアとゼシカでファンの意見が割れたのは、ミーティアが戦闘参加しないからだというのを見かけました。まあわからなくはないかな。一緒に戦い抜いた、というのでパーティキャラはある意味別格になるし。
そういう意味ではエマと同じなんだけど、ただ、ミーティアとエマには決定的な違いがある。それがシナリオ上での出番の差。
ミーティアは馬だからしゃべれないけど、ちゃんとPTに同行していた。なおかつ、特定の条件下で話をすることもできた。加えて、石を投げられた主人公やトロデ王をかばったり、チャゴスと婚約している話が話題に上ったり、さらわれたりと、ミーティアの存在に触れるイベントがちょこちょこある。だからこそミーティアを肯定する人も多かったんだと思うんですよね。
だけど、エマはどうしてかとことん触れられない。いやもうちょっと思い出してやんなよ……というレベルで、シナリオ上出てこない。唯一、エマのおまもりがあるだけ(魅了耐性のあるお守り渡してくるあたり怖い、という感想があったけど、そこは主人公がおまもり見てエマを思い出すから魅了されない……みたいな解釈も可能なのかなと思ってる)。
これだけ最初出てきたっきりになれば、そりゃ幼なじみに愛着わきにくくもなる。
ストーリー上、エマと結婚するのがダメとは言わないけど、それならそれでもうちょっと、プレイヤーがエマを受け入れられるような素地がほしかったなあと思うわけです。
……まあ、エマとの結婚は選択肢の結果だからスルー可能ですけどね。結婚しないと最強武器のレシピ手に入らないけど。
ちなみに個人的には、村の人にやたらとエマとの仲推されるもんで、ゲーム開始直後からそもそもちょっと嫌だった(エマが、じゃなく、エマとくっつくの決定済みみたいな空気が)。この子とくっつかなきゃダメなの?て感じで。エマがあんまり好きなタイプのキャラじゃなかったから、てのはまあ否定しませんけど。それでも、ストーリー進めばこの子のこと好きになるかな、そしたら気にならなくなるかなと思ってたら、終盤(中盤?)まで出てこず、出てきてもほとんどシナリオにかかわらない。
……この状況でどうやってエマ好きになれと。
あと、これは個人的な好みと気持ち。
セーニャ(明らかに主人公に好意を持ってる)に幸せになってほしい、のです。
結局思い入れの部分に帰結しますけど、プレイヤーから見えない16年分より、見えている健気な仲間の少女の想いのほうが応援したくなっちゃうんですよね。ただでさえ、序盤で仲間になるメンバーは思い入れたっぷりなので余計に。これはベロニカ派だろうとマルティナ派だろうと、キャラへの思い入れという部分では同じだと思う。まして主人公=プレイヤーなら、相手選ばせてくれという声が出るのはもうしかたないこととしか。
いくらスルー可能なイベントだとしても、彼女しか選択肢がない状態で突きつけられるのはちょっと……
ならいっそのこと、結婚とか一切なしで、想像の余地として置いといてほしかったなぁと思います。
最強武器のレシピと結婚選択は無関係であってほしかったなあ。
最後に、結婚イベントが選択肢になっている感想を付け足して締めます。
主人公はプロポーズくらい自分で頑張りなさい。願い事でかなえてもらっちゃダメでしょ。
